初総会
当時のメンバー
◎-13Fz
串浦森田小林山田日高
西村門脇有間堀井板谷
黒崎島田中辻
2001/ 1/17
Fz総会
今や恒例行事となったFz総会が、この日初めて開催された。今や一年の疲れを癒しながら、野球や人生について語り合う和やかな宴席となっているが、この日のFz総会だけはすざましかった。
そこで行われた来シーズンに向けた話し合いがまさに修羅場と化したのだ。野球チームとしての本格化を目指す森田ら革命派と現状維持で気楽な活動を続けたい保守派の意見が真っ向から激しくぶつかったのである。
総会に先立ち森田は来シーズン以降に向けて、�．罐縫曄璽爐鯊靴┐襦↓▲好檗璽鎚欷韻貌�る、�Ｉ�要備品を揃える…の三点セットの実現をFzのメンバーに対して強く要求した。俗に言う『痛みの伴うFz構造改革』である。
だがこの提案に多くの選手が反発を示したのだ。そうユニホームを購入する費用や会費等による支出を惜しんだのだ。もめにもめた末この結論は、総会で皆で話し合って決める事となった。
後に森田はこの反響に本気で焦ったと語っている。もう少し理解が得られると考えていたからだ。そして総会までの間、森田は説得工作に明け暮れた。しかし森田の考えに理解を示したのは、有間と中辻の二人だけだった…
森田「またまた私と有間の二人がチームで浮いていたので本当にやばいっと思いました。俗に言う温度差ってやつです。私は対戦相手との交渉、有間がグランド取りを担当していました。二人ともFzが試合や活動していくためには、Fzが本格化する必要性があると痛感していました。。今のFzがユニホームも道具も揃っていないチームと試合をしますか？中辻はそれを理解してくれましたが、多くのメンバーはその現実が見えていませんでした。わずかなお金を惜しんで大きな一歩踏み出す勇気を持てなかったのです。」(後日談)
各々の思惑が絡まりあったままFzの初総会が始まった。革命を訴える森田有間中辻の三人が、Fz総員の理解を得ようと熱心に本格化を迫る。
有間がブチ切れたり等の紆余曲折を経て、その熱意がようやくFz総員に届いた…いや届かせた。何より保守派も一目置く良識者中辻の理解を得ていた事が、今回の大逆転劇の勝因と言えるだろう。
結果、当時の主将島田が、Fzの本格化に理解を示し、自ら主将の座を森田に譲り渡し、Fz革命の指揮を任せる英断を下した。
事実上のクーデターの末、新生Fzは革命を進めるため一選手に過ぎない森田を二代目主将へと大抜擢したのである。
全権を託された森田の行動は迅速だった。総会の場で新生Fzの方針を高らかに宣言し、Fzが進むべき道を明確に指し示したのである。
将来への方針が定まり、みんなもそれでやろうと士気が高まった所で宴会が盛大に始まった。
新しいFzの誕生を祝うかのように楽しい宴会だった。何の鍋だったのか全く覚えていないけど本当にあの日のあの鍋は旨かった…
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